FXのリスクを理解する
FXの魅力は十分に伝わったと思います。リスク管理をきちんと行えば、副業としてFXは本当に魅力のあるものです。
ただしきちんとリスク管理を行わないとどういう危険があるのか理解することは、そのリスクを低減するためにも重要です。
このページではFXのリスクがどのようなものなのか解説します。
為替変動リスク
為替変動の差益を狙う取引である以上、当然投入資金がマイナスになることもあります。
そしてFXではレバレッジを効かせれば、投資資金の最大25倍の取引が可能です。
多くの人が10万円から始めると思いますが、25倍のレバレッジを効かせれば、250万円分の取引が可能になります。
少ない資金で大きな取引が出来るのがFXの魅力の一つですが、反対にレバレッジを大きくすると、損失が発生した場合の金額もそれに比例して大きくなります。
レバレッジはハイリスク・ハイリターンであることを忘れないでください。
そのため慣れないうちは、レバレッジは使用しないで、自己資金の中で取引するのが良いでしょう。
当然慣れてきたら、自己責任の範囲内でFXの魅力であるレバレッジと効かせたダイナミックな相場を体験してみてください。
ロスカットのリスク
FXでは取引に必要な証拠金のある一定額の損失を抱えるとロスカットといって、強制的に保有しているポジションを決済される仕組みがあります。
これは投資家の資金を守るための施策ではあるのですが、時としてこのロスカットが牙をむくことがあります。
雇用統計などの重要指標発表時などに、一瞬だけ相場が大きく動いて、すぐに戻ることがよくあります。
そういった場合、ポジションをそのまま保有していれば、レートが戻り損失がないように見えるのですが、一瞬の相場下落時にロスカットに引っかかってしまい、底値での決済が行われて、予期せぬ損失を被ることがあります。
これは逆指値注文を入れているときも同様です。
決済さえされなければ、損失がなかったものの、こういった強制的にシステム上決済されてしまい、予期せぬ損失を被ると本当にぶつけようのない怒りが残るだけです。
(私も何度か経験があります・・・)
そのため、マイナスポジションを抱えているときは特に、ロスカットや逆指値注文などのシステム上強制的に決済されるタイミングについてはよく理解しておく必要があります。
暴騰・暴落のリスク
為替相場を相手にしている以上、暴騰・暴落のリスクは常に付きまといます。
まあドル円相場やユーロ円相場を主戦場にしている人はほとんどありえないのですが、マイナー通貨の取引をしている人は常にこの危険を理解していなければなりません。
記憶に新しい話では、スイスフランショックというものがあります。
スイスの中央銀行であるスイス国立銀行が2011年9月から維持してきたスイスフランに対するユーロの下限(ユーロスイス相場)を1.2000として無制限介入を行っていくという為替方針を2015年1月15日に突然撤廃、その結果ユーロスイス相場は一時41%の急落となる、主要国通貨においては過去に例を見ないマーケット変動となり金融市場に混乱をもたらした。この3年以上続いたスイス中銀による介入方針の突然の終了によってユーロスイス相場の急落(スイスフラン急騰)を受けたマーケット急変と、それによりもたらされた一連の事態のことを「スイスフランショック」という。
(引用:https://www.sbifxt.co.jp/suisureport8.html)
このときはネット上が阿鼻叫喚でしたよ。私はスイスフランなんて触らないんでよかったのですが、この事件をみて気持ちを引き締めました。
ポジションを持ったら、必ず逆指値注文を入れることを忘れないようにしましょう。
逆指値注文とは、ある一定のレートになったら自動的に保有ポジションを決済してくれる仕組みです。
自分が許容できる損失のラインにこの注文を設定しておくのが一般的です。
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