FXは儲かるのか?
FXを始めようと思ってる人が一番気になることは
「そもそもFXって儲かるの?」
ということだと思います。
結論からいうとリスク管理をしっかりと行えば継続的に儲けることは可能です。
”継続的に”というのがポイントです。FXにもビギナーズラックという言葉がありまして、初心者は意外と勝ちやすいのです。
しかし継続的に勝ち続けられるかというとそうではありません。私はFXも麻雀と同じだと思っています。
麻雀は運の勝負と言う人がいますが、何百回、何千回と回数を重ねると、麻雀のプロのほうが確実に勝率が高くなります。
何が言いたいかというと、FXで勝つためには次の2点が重要になります。
①勝率を高くすること
②負けた時に損失を少なくすること
当たり前のことを言っているようですが、FXの経験を重ねるごとにこの重要性が理解できるようになります。
なぜ儲からない人がいるのか?
まずちょっとショックなデータを見てみましょう。
2013年までFXでは8割の人が損しているといわれています。
つまり儲かっている人は参加者のうち2割しかいないんですね。
しかし実は典型的な初心者のパターンを考察すると勝率は高いんです。
どういうことかというと、トータルで見てみると勝った回数は多いんですが一回の勝利で得られる金額は少なく、負けた回数は少ないのですが負けた金額が大きいのです。
初心者は損切(そんきり)ができない
初心者が最初は勝つことがあれ、最終的に負ける理由は簡単です。
初心者は損切が出来ないんです。
損切とは保有しているポジションが含み損しているときに、それ以上損失を出さないためにそのポジションを決済することです。損失を確定させる行為とも言えます。
人間の心理としてやはり損失を確定する決済はなるべくしたくないものです。これも初心者によく見られることなのですが「またそのうち戻るはず」という根拠のない自信により損切できずに、含み損が出ているポジションを保有し続けます。
その為替レートが戻って、損失がなくなればいいですが、そう簡単にいかないのが為替の世界です。無情にもそのうち耐えきれない損失になって決済せざるを得ない状況になり、運用資金を減らして退場していく人がほとんどなのです。
逆に利益が出ているときはすぐに決済しようとします。利益はすぐに確定させたいんですね。これが勝率は高いが負けるからくりです。
当然含み損が出ても待っていればそのうち戻ることが多いので、利益が出たときに少ない金額で決済を続ければ勝つ回数は多くなります。しかし含み損が出たときに戻らず、そのまま半端ない値動きをするときがあります。そのときの負けの金額が、いままで勝った金額以上になり、儲からないということになるのです。
損切ができるようになると、FXで儲けることができるようになるのです。
いいデータも
実はいいデータもあります。さきほど2013年までは8割の人が損していたと記載しましたが、2014年~2015年は年間損益がプラス(=儲かった)の人、全参加者の55%になります。
半分以上の人が儲かっているのですね。
これには理由があります。アベノミクス相場で市場が完全な円安トレンドだったのです。わかりやすいほどに円安トレンドでした。基本的に円を売ってドルを買っていれば儲かった年でした。
日本のFX参加者はFXを外貨預金の延長で捉えることが多いので、円を売って他国通貨を買う取引をする人が非常に多いです(これを買いバイアスがあるといいます)。
そのため円安トレンドにあると、日本の参加者は儲かりやすいのです。
今後どのようなトレンドになるかわかりませんが、基本的には大きなトレンドにはさからわないようにすることが勝つコツと言えると思います。
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