デモトレードは必要ない
よくある初心者向けの解説サイトにデモトレードから始めてみましょうという内容を見かけます。
しかしこのデモトレード、まったく必要ありません。むしろやめたほうがいいでしょう。デモトレードを推奨しているサイトは確実にFXを実際にやったことがない人でしょうね。
やっている人ならこのデモトレードがいかに意味がないことかわかっているはずですから。
デモトレードとは?
FX業者が用意している仮想取引サイトです。
最初から仮想通貨として100万円ほど口座に入っており、その仮想通貨で取引を行います。
相場の値動き自体は本物の相場と同じで、リアルに近い状況でトレードの体験ができます。ただしあくまで”体験”なので、このデモサイトで仮想通貨を増やしても、失っても全く意味がありません。
よくある解説サイトやFX業者のホームページを見ると、デモトレードから始めてみましょうと書いてあります。まずは仮想通貨で取引の方法やツールの使い方を学びましょうというのが主な理由です。
しかしこのデモトレード、本当にFXをやってる人ほどおすすめしてません。デモトレードをおすすめしているサイトは、おそらくネットで得た情報を書いているだけで、リアルな取引をしていない人が書いていると思われます。
それではなぜデモトレードは必要ないのでしょうか。
デモトレードが必要ない理由
実際にFXをやってる人ならわかるのですが、デモトレードが必要ない理由は以下です。
①時間の無駄
これが一番の理由です。
はっきりいってデモトレードから学べることはほとんどありません。デモトレード口座を開設するのにも1週間はかかりますし、でもトレードやってみるとわかりますが、すぐに飽きると思います。
やっぱり自分の懐が実際に痛むという環境にいることが重要なのです。少量でも実際に自分のお金で取引をすると、かなりの経験を得られます。これはデモトレード100回分の取引に匹敵すると思います。
デモトレードはただのゲームなんですよね。ゲームの世界でカジノやポーカーをやっているのと同じです。そんなものは時間の無駄です。デモトレードをするくらいなら早く口座を作って、少量でも実際の取引をするほうがよいです。
②勝てると勘違いしてしまう
多分デモトレードをやるとほとんどの人が勝てると思います。
不思議なんですが、そういう統計もあります。これはなぜかというとやはり仮想通貨で自分の懐が痛まないからなんです。
自分の懐が痛まない状況での取引というのは、ある意味冷静な取引ができます。適切な損切と適切な利確が行えると思います。逆に言えばこういった冷静な判断ができればFXは勝てるということです。
しかし実際の取引ではそうはいきません。”あせり”、”利益は早く確保したい”、”損失は認めたくない”といった感情が邪魔をして冷静な判断ができないのです。
そこを勘違いしてほしくないのです。このサイトを見ている人はすでにそこは理解できたと思いますから、あとはそれを実際の取引で経験してもらえれば、デモトレードを行っている人より何倍も早くわれわれ専業トレーダーの感覚に近づけるわけです。
以上がデモトレードが必要のない理由です。デモトレードなんかやるくらいなら、早く実際の取引をしてみましょう。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントする